いっしきまさひこBLOG

AI・機械学習関連、Web制作関連、プログラミング関連、旅行記録などなど。一色政彦。

REMIX 07レポート

以下に「REMIX 07」の要約および感想を個条書きします。

■バランスの良いエクスペリエンス提供について

■パネルディスカッション 仮想世界とは何か?その実像と将来の姿に迫る

■エンタープライズ領域に広がるRuby

■WPF/Silverlight ケーススタディ~エンタープライズでの活用

■バランスの良いエクスペリエンス提供について

 ~Expression BlendとViusal Studioで構築するWPFアプリケーション~

・実装者は「システム デベロッパー」

 「インタラクション デベロッパー」「グラフィック デザイナー」

 に分かれる。

・システム・デベロッパーとインタラクション デベロッパーを

 「エンタープライズ アーキテクト」がマネージし、

 インタラクション デベロッパーとグラフィック デザイナーを

 「エンタープライズ デザイナー」がマネージし、

 エンタープライズ アーキテクトとエンタープライズ デザイナーを

 「プロジェクト マネージャー」がマネージする。

 これがエクスペリエンス チーム モデル。

・典型的なWPF作成の流れは

 「エンタープライズ デザイナー」が

 アニメーションなどは言葉で説明しにくいので

 ペーパー・モックなどを作ってデモする。

 「グラフィック デザイナー」が

 Adobe Illustratorなどで作ったグラフィックを

 Expression Designにコピーし、XAML形式でエクスポート。

 「インタラクション デベロッパー」が

 そのXAMLをExpression Blendに読み込み、動きを付ける。

 ※Visual Studio 2008ではほとんどのXAMLが表示できない。

・『Blend Book』という本が10/2に出るそうです。

■パネルディスカッション 仮想世界とは何か?その実像と将来の姿に迫る

・mixiなどのSNSは非同期コミュニケーションだが

 Second Lifeなどの仮想空間は同期コミュニケーション

・仮想空間はオフ会に似ていて、mixiで仲良くなった人たちが

 Second Lifeでオフ会として会うような感覚。

 外に時間を掛けて出かけるよりも、アバターに着替えて

 Second Lifeでみんなに会うという感覚。

・Second Lifeで建物を建てても費用対効果で割に合わない。

 むしろサイトの会員サービスで会員同士のコミュニケーション

 の場として活用する方が使い方として適切

・Second Lifeにはコミュニティ的側面と

 ビジュアル ツールとしての側面がある。

 コミュニケーション側面はオフ会のような使い方だが、

 ビジュアル ツールは仮想空間内での疑似体験をしてもらい

 実際の購買につなげてもらうような方法があり得る。

 例えば新車やマンションの内部を3D化して

 実際に車に乗ったり、部屋に入ったりしなくても

 その感覚や良さを味わってもらえる

■エンタープライズ領域に広がるRuby

・エンタープライズ開発では規模が大きく失敗しやすいにもかかわらず、

 短納期化、低コスト化がますます求められている。

・生産性が高く、変化に強い開発が求められる

・RubyはRuby on Railsを含めて高い生産性を誇る

 (Javaの10倍と言われた時期もあったが、

  現在は各社強力なライブラリがあるため、

  どんぐりの背比べ状態という感覚もある)

・Ruby開発により大チームを複数の少数精鋭にして

 大規模システムから小規模システムの集合にすべし

 (少人数チームの方が目も届きやすく

  コミュニケーションも密となり、成功しやすい)

・Ruby開発は楽しい

【個人的な感想としては】

・もっと具体的な話が聞けると思ったが、違った。

・実際にどうなんだろう。

 手軽な分、がっちりした開発には向かないのでは。

 (特にプログラマーの力量が如実に現れそうな気がします)

■WPF/Silverlight ケーススタディ~エンタープライズでの活用

・システムを使う人はストレスを感じているので

 UIを変えることでストレスを軽減できるのでは!?

・業務システムのUIはまったく進化しておらず

 議論さえされていないがそれでよいのか!?

・WPFの良さは難しいテクノロジを簡単に利用できること

・WPF開発ではデザイナがほとんどのUIとインタラクションを

 作成するので、デベロッパーはビジネスロジックに集中できる

・Silverlight開発ではデザイナはUIデザインのみで

 残りのインタラクションから何からデベロッパーが

 実装しねければならない

・Silverlightのサイト例(Kowa E-Learning

 3Dっぽく見せているが、実は2Dで作るのが大変だった。

 現在のSilverlightでは柔軟性に欠け

 表示する位置などが変わるなどの対応は大変。

 今後に期待したい

・WPFはかなり優秀

・Silverlightはやはり動画部分が良い

・WPFを使うと、サービスの仮想的な疑似体験や

 視覚的な表示で効率性を高めるなどに利用できる