いっしきまさひこBLOG

AI・機械学習関連、Web制作関連、プログラミング関連、旅行記録などなど。一色政彦。

Google App Engineの入場規制が解除され一般公開!

Google App Engine昨日の記事で「まだ分からない」と書いたGoogle App Engineの Web アプリケーション ホスティング サービスへの入場規制ですが、ついに解除され、一般に公開されたようです。

料金体系は昨日示したものと変わらないようです。とりあえず使ってみたい場合も「ストレージの使用量が500Mbytesまで」で「月500万ページ ビュー(分のCPUと帯域幅)を超えるまで」は無料で使えるようです。

実際に「Google App Engineのホスティング ページ」にログインしてみた結果、次のようにちゃんと使用できる状態でログインできました!

googleappenginelogin01.gif

ただし、「Google App Engine FAQ : Carriers currently experiencing issues」によると、次のように書かれており、docomoとAUが国際SMSを受け取れないので使えないらしいです。

We are currently experiencing issues sending SMS messages to the following carriers:

* Japan - DoCoMo

* Japan - KDDI

Google Gearsが“Gears”に名称変更

Google Gears米国サンフランシスコで開発者向けイベント「Google I/O」が開催中(2008/5/28-29)で、Google Earthに関するものなど、いくつかの新機能などのニュースが発表されています。その中で、Google Gearsについての発表もあったようです。

1つが、「Google Gears」という名称を単に「Gears」と呼ぶようにした、という話。この意図は、「Gearsがオープンなプロジェクトで、Googleだけのものではない」ということを明確にしたいということのようです。

もう1つが、「GearsのデータベースAPIが強化されたよ」という話。GearsはクライアントにSQLiteデータベース エンジンをインストールしますが、その拡張機能である「ft2」をサポートして高速全文検索が可能になったということです。

【参考にしたサイト】

マイコミ:「Google Gears」から「Gears」へ、オフラインDB機能をさらに強化

TechCrunch Japanese:MySpaceがGoogle Gearsでメッセージ処理、Facebookにお手本示す

もうすぐGoogle I/Oが開催

Google I/Oあと6時間ほどで、米国サンフランシスコで開発者向けイベント「Google I/O」が開催されます。開催は2008年6月28日~29日の2日間で、8:00 am開場、9:30 amスタートみたいです。全世界から3000人が集まるようで、Googleとしては史上最大の開発イベントになるのではないでしょうか。

そのGoogle I/Oで紹介されるであろう内容が、早くも記事として上がってきました。

 ・TechCrunch:明日Google I/Oに開発者3000人が集結。中身はこれだ

これによると、僕が関心があるGoogle App Engineについても新発表がいくつか行われそうです。

例えば……

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パラメータと引数の違い

パラメータ&引数パラメータ(parameter)と引数(argument)はよく同じものとして使われますが、実際には違いがあります(わたしも混同していました……)。まぁパラメータと引数(ひきすう)は混同して使っても、意思疎通にそれほど影響出ていないので問題ないと思いますが、でもきちんと使い分けできた方がスマートかもと思いました。

その違いは簡単に言えば、次のようになるみたいです。

 ・メソッド(や関数)に定義されているのは「パラメータ」(もしくは「パラメータ変数」)。

 ・メソッド(や関数)に定義されたすべてのパラメータ群は「パラメータ リスト」と呼びます。

 ・メソッド(や関数)のパラメータに渡された値*1は「引数」(「パラメータ値」との言い換えも可能)。

 ・メソッド(や関数)のパラメータ群に渡されたすべての値群は「引数リスト」と呼びます。

パラメータは変数名という名前がありますが、引数は変数値もしくは定数やリテラルなので名前がありません。

*1<高度> 厳密には「値」(Value)というよりも「式」(Expression)。式はオペランドと演算子を組み合わせたもの。例えば「a + 2」という式では、変数値「a」や定数「2」がオペランド、「+」が演算子です。具体例は後述の *2 で書いています。

コード例で示すと以下のような感じです。

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オフラインでGoogleドキュメントを利用するには?

Google ドキュメントGoogleがオンラインで提供するオフィス アプリである「Google Docs」(日本語では「Googleドキュメント」)が、最近ついにGoogle Gearsというオフライン機能に対応しました。これにより、インターネットに接続していないときでも、文書作成や表計算などが行えるようになっています。

現在、Googleドキュメントでは「文書」「スプレッドシート」「プレゼンテーション」が提供されています。これはMicrosoft Officeでいうところの「Word」「Excel」「PowerPoint」に相当するものです。このうち、「文書」は完全にオフライン機能に対応し、オフラインで編集することが可能です。「スプレッドシート」と「プレゼンテーション」は表示のみで編集できません。

そこで以下では、Googleドキュメントの「文書」をオフラインで利用する方法を紹介します。

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Google Gearsのインストール方法

Google GearsGoogle Gears対応のWebアプリを利用するには、まず利用者がパソコンにインストールしておく必要があります。ここではその手順を紹介します(といっても簡単です)。

まずは次のサイトを訪れてください。

Google Gears 公式サイト(現時点では英語のみ)

すると、次の画面のように右側に[Install Google Gears]というボタンがあるので、クリックします。このボタンの下の記載を見れば分かるように、Windows XPかVista上のFirefoxかIE(Internet Explorer)が必要です。なお、Windows以外にもMacやLinuxにもインストール可能ですが、本稿ではWindowsを前提とします。

gearsinstall01.gif

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Google Gearsとは?

Google Gears

Google Gearsとは、去年の5月31日にGoogle Developer Day 2007で発表された新技術で、Webアプリケーション(=メールが読めるなど何らかの機能を提供するWebサイト)のオフライン対応を実現します。

当然ながらインターネットでWebを見るには、パソコンがインターネットに接続されている必要があります。これはインターネット上のWebアプリを利用する場合も同じです。従って、ノート・パソコンを持ち出して喫茶店などにいるときには、(インターネットに接続してないので)Webアプリが使えません。

しかし、最近のWebアプリは、メールやスケジューラ、(Word/Excelのような)ドキュメント作成ツールなど、日ごろよく使うためのものが増えてきており、ノート・パソコンを持ち出したときにそれらが使えないというのはすごく不便です。そこで、インターネットに接続していないときでもWebアプリを使えるようにしてくれるのがGoogle Gearsなのです。

Google Gearsによるオフライン機能を利用するには、まずはWebアプリがGoogle Gearsに対応している必要があります。まだ世の中のWebアプリはあまり対応していませんが、例えば最初に「Google Reader」(日本語では「Googleリーダー」。RSSリーダー)が、昨年8月21日には「Zoho」(Webオフィス アプリ)が対応しました(どちらも使ったことがないので実際にはよく分かりませんが……)。そしてようやく最近(4月ごろ)「Google Docs」(日本語では「Googleドキュメント」。Webオフィス アプリ)が対応しました。

このうちGoogle Gears対応のGoogle Docsの使い方については、「オフラインでGoogleドキュメントを利用するには?」で紹介します。