開発コード「Xen」(以前は「X#」と呼ばれていた)という新しいプログラミング言語を、Microsoft Research(以降、MSR)が開発中(研究中)という。(MSRはXen計画について保証もしないし、情報提供もしないそうです。)
・MS,C#のスーパーセットとなる新プログラミング言語Xenを開発中 : IT Pro ニュース
以下は、調べたメモ。
・Microsoft Watch - Microsoft Research Looks to Extend C#
・ExtremeTech - Microsoft Expands .Net With Xen
「Xen」は、C#を拡張したもので、CLR(Common Language Runtime)とXML、SQLプログラミング言語を融合したものです。つまり、Xenは、CLRのオブジェクト指向(object-oriented)の世界、SQLのリレーショナル(relational)の世界、XMLの階層構造(hierarchical)の世界を融合していく言語です。もちろん、2004年末までに提供される予定のVisual Studio "Whidbey"にはXenは搭載されません。
このような言語を新たに研究開発している理由は、プロフェッショナルなプログラミングの大半がデータ処理であり、さらに近い将来、プログラム処理されるほとんどのデータが「XMLドキュメント」もしくは「SQLテーブル」になっていくと考えられるからです。
そして、そのような環境では、C#からAPIを使ってデータ構造にアクセスするよりも、C#自体にXMLやSQLの表記をプログラミング言語として組み込む方がより便利だと考えられるからです。