ClickOnceは、次期Visual Studio 2005(コード名“Whidbey”)で実装される機能です。ノータッチ デプロイメントの強化版で、.NETアプリケーションを簡単に配布するための機能です。
このエントリではClickOnce開発のスクリーン ショットを載せています……
1. ClickOnceによるアプリケーションは、メニューから「Publish Solution」を選ぶだけで、Webサーバーなどに簡単に配置できます。
2. Webサーバー上には、アプリケーションだけでなく、Webページも自動的に配置されます。このWebページにWebブラウザからアクセスして、アプリケーションへのリンクをクリックします。なお、「ClickOnce」ではノータッチ デプロイメントのように直接実行するタイプだけでなく、インストールして実行するタイプも選べます(この例ではそれを選択した)。インストールして実行することでオフライン作業が可能になります。
3. Webページにあるリンクを実行すると、インストールの確認画面がでてきます。
4. インストール後は、先ほどのWebページからでも、次の画面のように[プログラム]メニューからでも、同じようにアプリケーションを実行できます。アプリケーションのバージョンが更新されていれば、更新確認のダイアログが表示されて、それを承認するとアップデートされます。
5. Webサーバーへの配置場所などのPublishに関するオプションも、次の画面のように好きなようにカスタマイズできます。
6. 「ClickOnce」では、アプリケーション自体にセキュリティ情報を保持できます。次はその設定を行う画面です。セキュリティ設定を行ったアプリケーションをClickOnceでインストールしようとすると、セキュリティ設定を受け入れて実行するかどうかを質問するダイアログが表示されるようになります(私の環境では動作しなかったので未確認)。これによりノータッチ デプロイメントで障壁となっていたセキュリティ制限の壁を取り払うことができるようになります。
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