Quoraで、こんな質問と回答を見かけました。
ChatGPTに「これまでのチャットをベースに私の肖像画を想像で作成してください。また、その画像になった根拠も教えてください」と言い、出力された画像を見せてもらうことは可能ですか?
これが面白かったので、実際に自分でやってみた記録です。 やり方はとてもシンプルで、「AIが自分をどう見ているか」を覗き見るような体験になります。
やり方(ChatGPT編)
1. 画像生成モードを使う
まず、ChatGPTの「画像を作成する」モードで、次のプロンプトを入力します。
これまでのチャットをベースに私の肖像画を想像で作成してください
しばらく待つと、肖像画が1枚生成されます。
2. 生成された画像の「根拠」を聞く
次に、続けて以下のプロンプトを入力します。
その画像になった根拠も教えてください
すると、
- 年齢感
- 表情
- 服装
- 雰囲気
- 絵のタッチ
といった要素について、これまでのチャット内容をもとにした理由説明が返ってきます。
例:ChatGPTがイメージした「私」

例:ChatGPTの回答(要約)
ChatGPTは、この肖像画について次のように説明してくれました。
年齢感・雰囲気
- 編集・企画・レビューなど「俯瞰して考える」発言が多い
- 長期的なプロジェクトを管理している
- 感情的ではなく、言語化・構造化を重視している
→ 若すぎず、落ち着いた知的な印象
服装
- 技術と創作の中間にいる立場
- ビジネス寄りだが堅すぎない
- 編集者・レビュアー的ポジション
→ ジャケット+ネイビー/グレー系の色味
表情
- 指摘は鋭いが、言葉遣いは柔らかい
- 断定より「問い」を使う
→ 威圧感のない、思考的な表情
画風
- 短期的トレンドより積み上げ重視
- 時間に耐える価値を好む
→ 写真風ではなく、やや油彩寄りのタッチ
最終的に、
「思考・編集・創作を行き来する、落ち着いた知性の人」
というチャット上の人格モデルを再構成した結果、とのことでした。
Geminiでも同じことをやってみた
せっかくなので、Geminiでもまったく同じ作業をしてみました。
例:Geminiがイメージした「私」

例:Geminiの説明(要約)
Geminiは、次のような観点から肖像画を構成したと説明しています。
知的好奇心と編集・分析視点
- 記事構成、図解、余白、色などへの細かい指示
- ストック記事や情報整理への関心
→ 背景に「書斎」「本棚」「地球儀」
クリエイティブと柔らかさの両立
- 分かりやすさと親しみやすさを重視
- 視覚表現へのこだわり
→ 表情は穏やか、絵のタッチは緻密
歴史と未来の融合
- 過去の資産(ストック)を大切にする
- 生成AIなど新技術を柔軟に取り入れる
→ 伝統的な雰囲気+明るく現代的な光
総合すると、
「知識と過去の資産を活かしながら、常にアップデートし続ける知性」
という人物像を描いた、とのことでした。
やってみて思ったこと
- 自己分析ツールとして意外と面白い
- 履歴書やプロフィールとは違う「対話ベースの人物像」が出てくる
- ChatGPTとGeminiで、微妙に“人格解釈”が違うのも興味深い
これは「当たっている/当たっていない」を楽しむものというより、
AIは、これまでの言葉からこういう人だと推測している
という視点を得る遊びだと思います。
おまけ:調整もできる
ちなみに、こんな指定を追加すると、まったく別の肖像画になるとのことです
- もっと作家寄りにしたい
- もっとエンジニア寄りにしたい
- 皮肉屋な雰囲気にしたい
- 若返らせたい/老練にしたい
チャット履歴+一言の方向指定だけで、印象が大きく変わるのも面白いところです。
興味があれば、ぜひ一度試してみてください。 「AIに映った自分の姿」を見る体験として、なかなか新鮮です。
なお、似た実験として、ChatGPTとの関係性そのものを画像化してみた記事も書きました。