2003年12月27日(土)に、年賀状を印刷するプリンタを買うため、秋葉原にプリンタを買いに行きました。
そのついでに、IT関連の雑誌・書籍の専門店「ラオックス ザ・コンピュータBOOK館」に寄ろうとしたら、その店が中古PC専門店「ラオックス PC EXPOT 秋葉原本店」に変わっていて大ショック!「ラオックス ザ・コンピュータBOOK館」は2003年11月3日に閉店した(実際にはザ・コンピュータ館の6Fに移転した)そうです。
「ラオックス ザ・コンピュータBOOK館」は、5階建てビルのすべてがIT関連の雑誌・書籍の大型専門書店で、品揃えに関しては、おそらく日本一ではなかったかと思います。
それだけの専門店が売り場を減らすのではなく、完全に閉店させてしまったところをみると、やはり「IT関連の雑誌・書籍は厳しいなぁ」というのを実感しました。
私の仕事で関係する.NET関連の雑誌についても、今年は廃刊や季刊誌化などが続きました。
まず、『MSDN Magazine 日本語版』というMicrosoftテクノロジーの専門誌(デベロッパー向け)が4月号を最後に廃刊になりました。なお、こちらの本家の『MSDN Magazine(英語版)』は、今も発売されています。この廃刊は本当に残念です。これに関して「チャム&レオ's Blog:MSDN Magazine」で話題になっていました。
次に、インプレスの『.NETテクノロジー』という.NET専門誌(ITプロ、開発マネージャ向け)が9月号を最後に季刊誌化されました。
あと残っている雑誌と言えば、翔泳社の.NET専門誌『dotNET MAGAZINE』(デベロッパー向け、サンデー プログラマー向け)くらいです。ちなみにこの雑誌は、2003年11月号より表紙を刷新して(言いづらいですが・・・)ダサくなりました。
日本のIT関連の雑誌・書籍の落ち込みは、私にとって本当に残念でありません。ただでさえ、日本のIT関連の雑誌や書籍は、米国のそれと比べて、情報量や内容の深さで負けていると思うので、なおいっそう日本のIT業界に良くないように感じます。私は幸いにもIT関連のメディアで働いているので、来年は日本のIT関連のメディアが少しでも持ち直せるように努力していきたいと思います。