いっしきまさひこBLOG

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「確率的」を意味する「Stochastic」と「Probabilistic」(Probability)は何が違うか?

「確率的」とは、英語では「stochastic」もしくは「probabilistic」と表現されます。どう使い分ければよいのでしょうか?(どう違うか非常に迷ったのですが、良い資料もヒットしないので、理解したことを書いておきます。)

「何%の確率」(=イベントが発生する可能性の高さ)などという一般的な意味の「確率」は、英語で「probability」です。その関連用語(形容詞化?)が「probabilistic」(確率的)です。確率(probability)に関する数学の一分野は、「確率論」(Probability theory)と呼ばれます。

一方、統計分析において「ランダムに決定するプロセスであること」は、英語で「stochastic」です。日本語では、同じく「確率的」と訳されますが、、むしろ「確率論的」にという訳語の方が適切かもしれません。というのも、「stochastic」の「ランダムに決定するプロセス」は、確率論(Probability theory)に基づく考え方であるためです。つまり「stochastic」は、あくまで確率論の一部であり、特に「ランダムであること」が重要なのです。

「probabilistic」には、「ランダム」の意味はなく、シンプルに「イベント発生の可能性であること」だけを示しています。そこが両用語の使い分け基準になるかと思います。

ちなみに、「probabilistic」(確率的)と「probability」(確率)は意味が共通的です。しかし、「stochastic」の名詞は「stochasticity」で「偶然性」という意味になり(いわば「ランダム性」を格好よくした単語で)、「stochastic」(確率論的)と意味が少しズレて、より「ランダムであること」が強調された意味なのでご注意ください。